

おすすめ絵本「あのね、サンタの国ではね…」
<原案>松本智年 一色恭子 <文>嘉納純子 黒井健 絵
サンタクロースの住む国では、12月のクリスマスに向けて、1年間、いろんな準備をしています。
1月は新年のごあいさつ、2月は子供たちからのお礼の手紙を読み、3月にはおもちゃの畑に水を
やったり……毎月大忙しなのです。
クリスマスの絵本はたくさんあって、名作と呼ばれるものも少なくありません。
でも、この絵本は名作というよりは、もう少し親しみやすいちょっとかわいらしいサンタさんの物語。
サンタさんはクリスマスに良い子へプレゼントを配る人。
でも、クリスマス以外の普段はどんな生活しているの?なんで良い子がわかるの?おもちゃはど
うやって手に入れるの??
そんな子供の疑問に答える内容と、四季折々の様子が、子供たちに馴染みのあるものになぞらえ
てあり、4月はトナカイ学校の入学式、5月は身体測定で健康管理、8月の夏は海水浴。
この絵本を広げれば、1年の終わりに、子供自身の1年の幸せな記憶が呼び戻ることでしょう。
黒井健の絵もとても柔らかで温かく、グランサンタを中心にいろんなサンタの表情やポーズが楽し
い。
同じ格好のサンタたちは制服を着た子供たちにも似て、とっても愛嬌があってほほえましい。
サンタさんがこうやって一生懸命してくれたプレゼントだから、大事にしようね、とか、きっと今頃は
サンタさんこんなことしているよ、とか。
想像力を伸ばし、ほのぼのとあたたかい心にしてくれる、クリスマスに、そしてクリスマスが終わっ
てからも読みたい1冊です。
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