

おすすめ絵本「十二支のはじまり」
長谷川摂子・文 山口マオ・絵
あるとしのくれ、かみさまは どうぶつたちに おふれを だした。
「一がつ ついたちの あさ、わたしの やしきのまえに あつまれ。はやく きたものから じゅんば
んに、いちねんずつ としを やる」……
有名な干支の始まりの物語です。
一年の中で一番干支を意識するのが年末年始、年賀状を書きながら、今年の干支の次は何だっ
け?どうしてこんな順番なのかな?と子供が興味を持つ頃に読ませたい本です。
似たような内容の絵本は数種類ありますが、サイズが小ぶりで子供が扱いやすく、文章も簡潔で
リズムがあり、絵柄もダイナミックで見やすく、何より値段が手ごろなので、子供のお年玉の使い
道にも良いかもしれません。
のそのそと足の遅い牛は堅実に夜明け前から歩き出し、ちゃっかり者のねずみはズルして一番
乗り、自信家の寅は牛に負けたのが悔しくて牛の尻をかじろうとしたり、馬は走れば速いのに食い
しん坊でまさに道草ばかり、犬と猿は仲が悪いから間に鶏が割り込んだりと、とにかくどの干支の
動物もそれぞれに特徴をつかんだ個性的な性格を持って描かれている。
この絵本を読む子供も、ドタバタ劇がとても面白くて、きっと干支の順番も楽しく覚えられることで
しょう。
絵も版画のダイナミックな描写が、動物を生き生きと描き出しており、サイズは小ぶりな絵本なが
ら、迫力のある動きがしっかりと伝わってきます。
新年の絵本読み始めに親子一緒に楽しめる一冊だと思います。
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