

おすすめ絵本
「ぐりとぐら」
なかがわりえこ と おおむらゆりこ
ぼくらの なまえは ぐりと ぐら
このよで いちばん すきなのは
おりょうりすること たべること
ぐり ぐら ぐり ぐら …
のねずみのぐりとぐらの絵本です。
1963年の発表以来、現在まで続いているシリーズの第一作目にあたる絵本です。
のねずみのぐりとぐらは森の奥に出かけます。
どんぐりをかごいっぱい拾ったら、砂糖をたっぷり入れて煮よう、くりを拾ったらクリームにしよう、と
、森の中で材料を探して、料理する方法を考えて、二人で楽しく作業します。
そんな中、現れたのは大きな卵。
ここでも、ぐりとぐらは卵を見て、卵料理をあれこれ考えます。
そして二人で出した結論は、かすてら!
この絵本には、想像することの無限の広がり、料理の楽しさ美味しさが実に良く表現されています
。
ぐりとぐらは目の前に現れたものをことごとく料理に結びつける。
この料理を食べたいからこれを集める、ではなくて、これが手に入ったから、こんな料理にしてみ
よう、と、数ある料理の中から、これが良いなと思う料理方法を選んでいく。
卵が突然現れた時も、どんぐりやくりを料理することはさておき、「こうすると良い」「こうするともっと
面白い」二人で話し合って様々な可能性の中から、一番よさそうなものを選び出す。
あらかじめ決めたことを決めたとおりにするのではなく、その場で起きた出来事をその場でいろい
ろ考えて臨機応変に対応していく、これは、予定通りに事が進まない実生活の中でも、自分以外
の誰かのアイデアも借りて、いろんな可能性を想像し、楽しみながら対応していく、そんな力に結
びつくことでしょう。
大きな卵を運ぶ方法、いろいろ考えて思いつかない時にも、諦めず、発想を転換してみたり、難し
い道具運びも「しかたがない」と言いながらも、できる方法で対応していく。
卵割で一度目、ぐりが失敗しても、ぐらのアドバイスで次は成功。
そんな風に二人で協力して工夫して、丁寧に料理していくその工程の楽しいこと。
そして森の皆が集まってきて、皆で食べるかすてらの本当に美味しそうなこと。
とっても素敵なパーティだな、と楽しい気分になります。
そして、物語はここで終わりかと思えば、最後にまた、ぐりとぐらの発想にあっと驚かされます。
ちょっとしたクイズ形式になっているのが実に楽しい。
子供達もページをめくる前に、さあ、どうしたのかな?と一生懸命考えて、いろんな想像を広げて
いくことでしょう。
ぐりとぐらは次々と工夫して、いろんなことを思いつき、どれも楽しくこなしてしまう。
困難があっても何でも工夫次第、一人ならできなくとも二人いれば楽しく乗り越えられる、突然現
れた困難をどうやれば良いのか、あれこれ考えてやってみることはとっても楽しいことだと感じら
れるようになるかもしれません。
生きていく力に繋がると思います。
ぐりとぐらの絵本は、長く読み継がれる理由のある絵本だと思います。
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