昔ながらのゲーム

将棋は、深く考える力を養うことが出来るゲームです。
相手の駒と自分の駒の動く可能性を何手も先まで考え、手を打つからです。

ヨーロッパにはチェスがあります。
そのルールは将棋と似ていますが、決定的に違うのは、将棋の場合は相手からとった駒を自分の駒として再び将棋盤に乗せることができる点です。

このルールがあるため、駒の動き方の確率は、チェスとは比べ物にならないくらい増加します。
チェスでは、人とコンピュータが勝負するとコンピュータの方が強いそうですが、将棋の場合は、その複雑さから、コンピュータの方が負けを認めるそうです。

将棋をすることで、子どもの学力が上がるとも言われます。
年齢を問わず楽しめる将棋道場は、幼稚園児からお年寄りまで、老若男女問わず賑わっています。

最近では、動物将棋なるものが、おもちゃで人気のアイテムだそうですね。
幼児から遊ぶことが出来て、どうやらお孫さんと遊ぶために、おじいちゃんやおばあちゃんが用意しているという話も聞いたことがあります。

顔を付き合わせて遊ぶのは、今はやりの家庭用ポータブルゲーム機も同様ですが、視力への影響を考えると、思考型のゲームの方が脳の活性化にもつながるので、良いのかもしれません。
こうした観点でも、売れている理由になっているのでしよう。

それとやはりコストでしょうね。
家庭用ゲーム機は、相対的に高く感じます。

格闘ゲームの凋落

私が学生の頃は格闘ゲームが大人気であり、ゲームセンターがよく賑わっていたものです。
私自身、よくゲームセンターに足を運んでは仲間たちとよく遊んでいたものでした。
もっとも下手の横好きではありましたが。

しかしもう何年も前から格闘ゲームの人気は低迷してしまっています。
変わっていわゆる音ゲーやメダルゲームなどが人気の中心となっていますが、それでも格闘ゲーム全盛期のほどの賑わいはなく潰れるゲームセンターも少なくありません。
現在あの頃のままの賑わいを見せているのは秋葉原など都内でも限られた場所だけでしょう。

何故ここまで格闘ゲームの凋落をまねいてしまったのか、それはほぼ間違いなく新たな挑戦者、即ち新規参入者の減少です。
格闘ゲームの人気が最高潮だったころから既にその兆候はありました。
即ちコンボと呼ばれる連続技がシステムの主体となったことです。

コンボシステムは確かに奥が深く、よりコンボが上手いプレイヤーほど強いという状況でもありました。
しかし裏を返せば難しいということでもあり、私のような下手なプレイヤーや新規参入者の離脱という状況をも生み出しました。
上手なプレイヤーに言わせれば練習すれば上手くなる、とのことでしたが乱入というプレイヤー同士の戦いを推奨させるシステムによって下手なプレイヤーたちは駆逐されていったのです。

どんなにゲームが面白そうであっても、何も知らないうちに物知り顔の上級者に痛い目にあわされてはやる気もそれがるのは言うまでもありません。
ここ数年になってようやく人気シリーズの続編によって新しい風が吹いたような気もしますが、それでももっと根本的な部分が変わらない限り新しい挑戦者たちが以前のように現れることはないでしょう。

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