母親との関係
悩んだ時、行き詰った時に人に話すと不思議と心が軽くなるものですよね。
育児をしているとそんな場面がしょっちゅう出てきます。
私の場合、初めての育児ということで余計に不安が多いのでしょうね。
そんな時、人生の先輩である母親に相談することがあります。
実家が遠方のため、電話越しでの会話になるのですが、声を聞くだけでも安心するのはやはり、自分を育ててくれた親だからなのでしょう。
大丈夫だよ、と言う一言に何度助けられたでしょうか。
思えば私は、小さい頃から母親の手を煩わせるような子供でした。
内弁慶で癇癪持ち、頑固で意固地という、どうしようもない幼少期でしたね。
自分が親になった今、小さい頃の自分の我侭に付き合ってくれた母親のことを思うと胸が痛みます。
そう言えば、中学高校の頃には母親とぶつかることが多かったですね。
喧嘩をするとストライキを起こして、部屋から一歩も出なかったことが度々ありました。
そんな時でも、母はちゃんと食事の準備をしてくれましたし、先に話しかけてきてくれるのはいつも母でした。
本当に甘え放題だったなぁと反省しています。
そんなことがあり、何気ない話から、あんたは年中反抗期だからねと笑いながら話したこともありました。
あの頃は、実家大好きな私が、家族とこんなに遠く離れることになるとは思ってもいなかったですね。
悩みに悩んだ末に自分が選んだ道ですから、後悔はしていませんが、やはり実家が恋しくないと言ったら嘘になるでしょう。
父も母も歳をとらないわけではありません。
いつか体が思うように動かせなくなる時がくるかもしれません。
二人がいつまでも元気でいてほしいと願うのは、子供の勝手なのでしょうね。
いつか、親孝行ができたらなぁと考えている今日この頃です。