喧嘩
学生の頃、友人とは小さな価値観の違いから、喧嘩をしたものです。
特に中学生の頃は、良く喧嘩をしていたように思います。
今思えば、どうしてそんな小さなことにエネルギーを消費していたのか、皆目見当もつきません。
喧嘩するほど仲が良いとは言いますが、喧嘩って、本当に疲れますよね。
高校に入ると、友人と喧嘩をすることは少なくなりました。
ただ、中学の頃と少し違っていたのは、すぐに自分が悪かったと素直に認めることができ、仲直りも早かったことです。
きっと中学時代の経験から色々と学んだのでしょう。
自分の事ながら、未だにハッキリとは理解できていないのです。
自分のこともさることながら、他のクラスメートが喧嘩しているのを見るのはあまり良い気分ではありません。
その場の雰囲気も悪くなりますし、私だけなのかもしれませんが、何だか心臓がドキドキして、落ち着かない気持ちになってしまうのです。
自分に直接的な関係は無いものの、何だか憂鬱になりますよね。
人の振り見て、我が振り直せとは良く言ったものです。
他人である以上、意見が違って当然、うまくいかなくて当然と考えて、ドーンと構えていれば、気持ちにも余裕ができるのではないでしょうか。
若い頃は特に、それがなかなかできないのが現状なのですが、歳を重ねていくごとに冷静になることを覚えていきますね。
思えば最近は、親しくなった友人と喧嘩をしなくなったように思います。
そう言うと、何だか寂しく聞こえますが、自分の意見を言わなくなったわけではなく、お互いの意見を交えながら話すことができるようになったこと、お互いを思いやる気持ちの余裕が持てるようになったことで、良好な関係を築けたのではないかと思っています。