長年の悩み

何をするにも覚えるまでに時間がかかる人、すぐに覚えてどんどん吸収していく人。
勉強でも仕事でも個人差と言うのはありますよね。
私はどちらかと言うと前者で、正確に作業しようとするあまり、時間がかかり過ぎてしまうと言うのが悩みの種です。

社会人になりたての頃には、そのことで随分と悩んだのを覚えています。
お世話になった職場の方には、スピードは後からついてくるよ、と言われたものの、やはり気は焦るもの。
そうかと言って、スピードをあげて作業すると、どこかしらにミスが見つかり、余計に頭が混乱。
こんな悪循環を何度か繰り返したことがありました。
そんな時に、少し気持ちを落ち着かせて考えてみたのです。
私は作業速度は遅いけれど、その分確認作業を正確にしてみたらどうか、と。
そうすればミスの数は減り、修正する手間も省けますよね。
ものは考えようです。
そう考えるようになってからは、だいぶ気持ちに余裕ができたように思います。
ただ、忙しくなってくると、その余裕がなくなってしまうことが多々ありましたが。
人によって、得て不得手があるのが普通なので、何もこんなに考え込まなくともいいのに、何でも考えすぎてしまうのが私の悪い癖です。
これは今に始まったことではなく、小さい頃からの性格なのかな、と良く考えます。
手が遅いのも、悩むほど考えすぎてしまうのも私の個性。
きっとこれから先も壁にぶつかって、悩んだり開き直ったりするのだろうなぁと思います。

外国語を学ぶことは時間がかかるけれど成果を感じると楽しい

私は高校2年生のころ、学校で学んでいる文法中心ではなくて会話を学びたいと感じるようになって英会話スクールに通い始めました。
そこで、学校で文法を頑張って学んでいても結局、会話となると難しいことがわかりました。

その時、ネイティブの先生と会話をする機会を得たことで、英語を話すことの恥ずかしさも薄れて行って英語を話すのが少しずつ楽しくなりました。

高校を卒業して外国語を専門に学ぶ学校に入学しました。
そこでも英語を中心に、ドイツ語も学びました。

ドイツ語は今まで聞いたことない言葉だったので本当にゼロからのスタートでしたがひとクラス10数人程度の環境で学ぶことが出来たのである程度、理解できるようになりました。

私が通っていた学校ではドイツの会社への就職なども求人が来ていて、ドイツに就職することも考えたりしましたが、結局は英語を使う日本の学校の方を選びました。

けれども若いころに英語やドイツ語を学んだことは、現在の私の人生にも大きなかかわりがあると思います。
さらに大人になってからはスペイン語を学び始めました。

まだ、なんとなく理解できる程度ですが、スペイン語圏を旅行している時に英語しか話せない観光客のおじいさんにスペイン語から英語への通訳をしてあげられたりしたのがとっても楽しい経験になりました。

外国語を学ぶのって結構時間がかかるし、独学だと本当に真剣に学ばないとなかなか成果を感じることが出来ないけれどひとつひとつ丁寧に学んでいくことで、実になっていくのを感じられます。

まだまだ、どの外国語も完璧とはいかないけれど、いつか誰かの役に立てればと考えています。

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