旅行先の礼儀や習慣を調べておく
「こんにちは、ありがとう、すみません」の3つだけは必ず覚えること。無駄なトラブルや不当な対応を受けるのを防ぐために必須。あとは現地で覚えた言葉を使えばOK。現地の言葉を使うだけでかなり喜ばれる。
まずは出発前に必ず、旅行先の最低限の礼儀や習慣をしっかりと調べましょう。
現地にいる間はそれらに沿った行動をしなければいけません。
現地のルールを知らなかっただけで、ひどい対応をされることもあります。
郷に入っては郷に従え、です。
ちゃんと守っていれば問題は起きません。
また、どこの国でも挨拶だけはしっかりとしましょう。
堂々と「こんにちは(海外では、「すみません」ではなく「こんにちは」を使う国がほとんど)」と声をかけ、何かしてもらったら笑顔でありがとう。
日本と違い、陸続きで敵がいつ侵入してくるか分からない状態だった海外では、自分が安全な人間であることを示すために、きちんとした挨拶をすることが重要なのです。
現地に着いた後は、過度な期待はせずに生活しましょう。
日本と同じようなサービスはまず受けられないでしょう。
その国では”よそ者”は私たちです。
よそ者の人間が、異なる国で自分たちの国と同等の環境やサービスを期待することは傲慢とも言えます。
「あれもない、これもしてくれない」と思い始めると、不満ばかりがたまって、せっかくの旅行も台無しです。
初めから期待値をものすごく下げておくと、ちょっとしたサービスにも感動し、思ったよりいい国だ、と思えるようになります。
また、日本人にはありがちなことですが、希望をちゃんと伝えないことは良いことではありません。
文化も違えば言語も違います。
言葉にしなければ絶対に伝わりません。
欧州では特に、口にしない情報は伝えるに値しない情報とみなされています。
気を使って何も言わないでいると、不当な扱いを受けてしまうことも。
(国によっては伝えても”知らない”の一点張りということも起こりますが)英語ができないから伝えたくても伝えられないよ、と思う方もいるかもしれません。
しかし、伝える手段は言葉だけではないのです。
絵でもジェスチャーでも、ちゃんと相手に伝えることができます。
実際私もイタリアのホテルを使用した際、英語が分からない掃除係の人に要望があった時、イラストを描いた置手紙で伝えました。
夕方ホテルに戻ると、そのイラストがウケたようで、その手紙についてホテルの人全員がイタリア語で話しかけてきました。
何言ってるかは分かりませんでしたが、伝えようとすることが何よりも大事なんだなーと思ったことを覚えています。
守るべきルールは守り、楽しむ努力をすれば、どんな旅も素敵な旅になりますよ。