ソフトウェア
ソフトウエアの価格は、非常に比較検討が難しいものです。
逆に言えば、他社との比較は無意味なものなのかもしれません。
理由はいたって簡単で、投資金額以上の効果があれば、比較する必要は無いからです。
これまでは、汎用的な役割をシステム化したものが人気だったと思いますが、デメリットは使われない機能があるということですよね。
ある業務に特化したものでも、全てが活用されているとは限らないのが、いわゆる市販系の製品です。
これがネックとなってオリジナルシステムを開発することになった企業も、これから増えていくことでしょう。
個人事業主は、特にそのような不便さは感じないと思います。
さて、ソフトウェアだけでなく、会社の事務系資産や備品は、ちょっとしたことで大きく効率に影響します。
良い例が、度々トラブルでATMが全国的に稼働しないという事態を引き起こしたメガバンクは、継ぎ接ぎだらけのシステムが原因と言われていますよね。
推測ですが、新しくシステムを作り上げるとコスト負担が大きいから、今あるもので、なんとか凌ぎましょう、ということなのでしょう。
ATM利用の中心となる個人客のサービスは二の次、とも思ってしまいますよね。
古き良きものとは、専門家の目利きとメンテナンスを実施した上で、仕事の能力を発揮します。
専門家もソフトウェアを独自に開発したりして、業務の効率化や集客の売りにしています。
専門性だけを訴求するには、マーケティングとしては弱いのです。
さて、ここで最もポピュラーな業務ソフトウェアと言えば、営利活動では切っても切れない会計や税務系のソフトウェアでしょう。
具体的な商品名は、このエントリーでは割愛しますが、個人事業主や小規模企業などの日常的な経理処理にも役立っているはずです。
税理士事務所や会計士事務所からの助言を受けながらの処理には最適なのかもしれません。
幸せな社員
「日本一勤務時間が短い」、「休日は年間140日」、「残業なし」、「ノルマなし」、「定年70歳」、「社員は全員、正社員」というユニークな制度が多い会社を見つけました。創業以来46年間赤字なし、平均の売上高経常利益率は15%という超優良企業の秘密を知ろうと、海外も含め、年間5000人が有料の会社見学に訪れ、たびたびテレビでも取り上げられている有名な会社です。
「残業したい?だったらもう1人雇いなさいよ。大切な時間をくだらない
会社の残業に使うな。働いて食って寝るだけの毎日なら動物と同じ。あっ
という間に過ぎてしまう人生の時間を大切にしなさいよ。」
「改善提案を出すだけで開封前に500円をプレゼント。どんな提案でも
お金を払う。審査するのは社員のストレスになるから。」
「報告、連絡、相談、といったいわゆる報連相は禁止。出張も自分の判断
で。上司よりも多くの情報を持っていて、いいか悪いかを最も的確に判断
できるのはその場にいる自分だ。上司からの強制的命令も禁止。」
このように、一般の会社ではなかなかない決まりがたくさんあります。他社との差別化を図ること、徹底的なコストの削減、社員のモチベーションアップにとことんこだわり、常識にとらわれずに「だってそのほうがやる気がでるだろう?」という、「社員を幸せにすること」という概念に基づいた社長の考えで決められたルールです。ルールを守るには、社員たちは自分達で考え判断して行動すること、限られた時間で業務を遂行することが求められます。しかし、社員たちは「頑張りに見合った見返りがある」ということを理解しているので、問題なく実行することが出来るのだそうです。社員は自主性が尊重され、報酬や休日日数だけでなく、達成感や充実感を得ることで、幸せを実感し、会社に貢献しようと利益を上げる、というプラスの連鎖が作用するのです。
「社長の仕事は戦略をたてること。現場で戦術を立てるのは社員に任せる。」
「いいと思ったことは恐れず行動に移す。ダメなら元に戻せばいい。」
やはり、社員の経験、知識、行動全てを信頼し、大切にすることができる会社は成功するのだと学びました。