初めての育児
今年の夏、第一子を出産し只今育児に奮闘中。
我が子と接していて思うことがあるのですが、赤ちゃんというのは本当に成長が早く、毎日色々なことを覚えていくようです。
特に赤ちゃん言葉を口にし出した2ヶ月ごろからとっても表現が豊かになりました。
赤ちゃんは見ていて本当に飽きないものなのですね。
育児は私にとって、全てが初めての経験で思うように行かず、イライラすることも多々ありました。
そんな時、泣いている我が子に近づくと涙を溜めた瞳で笑いかけてくれるのです。
イライラしていた私はその顔を見て申し訳ない気持ちでいっぱいになり、涙が出ました。
赤ちゃんは、まだしっかりと話すことが出来ない分、自分の欲求を体全体を使って相手にアピールするんですよね。
大人だって思うようにいかなかったら、イライラしますよね。
それと一緒で、赤ちゃんも自分の欲求が満たされなかったら不機嫌になってしまうのでしょう。
その日その日で見せてくれる表情、表現の仕方が違うので楽しくもあり、大変でもあります。
しかし、毎日触れ合っていると機嫌のいい時の顔、悪い時の顔がだんだんと分かるようになりました。
4ヶ月を目前にした最近は、オムツが濡れたことを気持ち悪がり、もじもじと体をくねらせながら泣き出すようになったり、少しずつ声を出して笑うようになり、可愛さも倍増。
そんな赤ちゃんの見事なコミュニケーション能力に、私も主人も感心させられる毎日です。
これから先、色々な経験を通して自我が芽生え始めると、生意気なことを言ったりするのだろうなぁと期待半分、不安半分と言ったところでしょうか。
何にせよ、我が子の成長が楽しみで仕方ない今日この頃です。
こんな風に育児をしたい
息子が小学一年生の頃、落ち着きのない性格を治す為に習わせたピアノ教室の先生との出会いは本当に貴重なものでした。
まず、どうしても自分の息子に自信の持てなかった私は、「うちの息子たちも小さい時は同じでしたよ。
お母さん、全然大丈夫よ」と、いつでもとびっきりの笑顔で優しく笑いかけて下さる、そんな方でした。
練習嫌いで一週間一度もピアノに手を触れないままレッスン日を迎える息子を、「来てくれたのねー、えらいねー」と必ず褒めて下さり、音符を動物の鳴き方に変えたり、ワークでなかなか上手に音符が書けなかったり色塗りも雑にしかこなせない息子に「よくできましたー」と、出来がどうであれ、やった事が偉いんだよとシールを貼って下さったり、そのスタンスを確固としてブレずに貫いて下さいました。
結果、先生が手を変え品を変え試みて下さった中で、息子は音楽家の出身地や代表曲を言い当てるやり取りが大好きになり、学校の皆が知らない事を覚えている事が自信に繋がり、それまでフラフラと席を立ってしまったり、どこか落ち着かなかった目線がシッカリ合うようになったり、年相応の受け答えもできるようになったのです。
現在も息子はピアノを続けており、六年目に入りました。
先日の発表会では大好きなアーティストの曲を弾けて満足していました。
進む道も音楽方面に行きたいと漠然とですが考えているようです。
私も先生のような親でありたいと、六年間同じ事を思うばかりなのですが、人との出会いの大きさを実感しています。