ブラック企業の存在
最近は社会問題になりつつある「ブラック企業」の存在。
自分が働いている会社は大丈夫なのか?社会人なら、誰でも不安に思ったことがあると思います。
私もいくつかの会社を渡り歩いてきましたが、中でも「これはまずいだろう」と思った出来事が二、三あります。
まずひとつ目は、サービス残業。
今となっては大問題ですが、昔は普通に行われていました。
私もやってましたね~サビ残しないと終わらないんですもん。
「業務時間内に業務を終えるのも能力のひとつ」これは、当時上司に言われた言葉。
綺麗ごと言うなよ!と心の中で叫びつつ、タイムカードを切った後にもくもくと仕事をしていたあの頃。懐かしいです。
その会社は今はもう退社してしまいましたが、今も働いている元同僚から話を聞いたところによると今はもうサービス残業ないみたいです。
良かった、良かった。
ふたつ目は、退職を申し出てもなかなか受け入れてくれなかったこと。
今思えば、その会社は完全にブラック企業でしたね。
詳しいことは割愛しますが、経営陣がちょっとアブない世界の人達でした。
「辞めたい」と言ってもこわーい上司が引き留めてくるんですね。
飴とムチを上手に使って、言葉巧みに丸め込んでくるわけです。
言うこと聞かないと理不尽な説教をされるので怖くて辞められないという負のループ。
結局、正式に退職するまで1年ぐらいかかりました・・・。
今勤めている会社は、怪しいところはちょいちょいあるものの・・・まあまあ良い会社だと思っています。
今後も平穏に、トラブルなく働けるといいのですが。
くだらない特技の男
10代のころから20代中盤まで友達というか、若干グレーゾーンだった男がいる。
その間、彼氏ができるたびに連絡をしていなかったので、何年かぶりに再開する、というかんじだが。
最初の出会いはナンパだ。
高校三年生のとき、夜7時くらいだったと思う。
ファッションビルで買い物してから駐輪していたところまで歩いていた。
自転車のところに着いて鍵を探して、開けようとして回すと、いきなり根元からぽきっと鍵が折れた!二人のリして一台の自転車で来ていたのだが、よく考えてみると悲惨である。
バス代さえもケチりたい年代なので、なんとしても自転車で帰りたかった。
折れた鍵先の部分をとりあえず取り出そうと、長い爪交代で悪戦苦闘するも、鍵は抜けない。
どうしようかしていたときに、車で通りかかった男2人に声をかけられた。
鍵が無いから大変なの!と言って私は目もくれなかったが、友達がタイプの男だと思ったらしく、「お兄さんたち、ワイヤー切る道具もってなぁい?」と話し始めてしまったのだ。
結局、ワイヤーは切れなかったが、車で送ってくれることになった。
車中で友達が電話番号を交換していた。
私は明日からの通学どうしようとモヤモヤしていた。
その男たちと後日カラオケに行くことになり、それからその中の一人とちょくちょく遊ぶようになったのだ。
それから数年してから、実は私たちをナンパした日はある県から帰ってきた日だったようだ。
ある県の会社で働いていたが、あまりのブラック企業っぷりに、すべてを置いて、身一つで新幹線に乗って帰ってきた。
友達が駅まで迎えにきてくれて、しばらく街中を車でぐるぐる回って話しているときに、自転車の前で悪戦苦闘する女子高生を見つけたとのこと。
波瀾万丈な人生をみんな送っていて、自転車ごときで憂鬱になっていたのは子どもだったなぁ私。
と当時は思ったものだった。