窓のサッシ掃除

年末になると毎年すみからすみまで掃除しなければならない様な気になるのはやはり日本人であるからだろうか。
日ごろおおざっぱに掃除しているせいか、いざ気がつくとここもそこもと気になるところがでてくる。

その一つが窓のサッシである。
その窓枠には一年のうちにたまった埃や虫の死骸が時に温度差により生じて落ちてくるであろう水滴で新しい生物になったかのように黒く固まっていた。

誰もの家がこうなる訳ではなく、たまたま私の怠惰な性格で少しひどい状況になっていたのだが、埃がうっすらたまっていただけだとしてもこの窓枠をきちんと掃除したいと思われる方はおられることであろう。

ここで役立つのが割り箸である。
この割り箸に布をまき、テ-プで固定するとあら不思議、細いこの窓枠にもすっぽり入る掃除道具のできあがりだ。

私はこの手作り掃除道具を毎年利用して、いやもっと頻繁に掃除した方がよいのだが、とにかく窓枠掃除をする。
この割り箸の布の先に掃除用液体をかけ、ごしごしこするとあっという間に新品のような光を取り戻してくれるのでうれしくなってしまう。

日ごろあまり目につかない場所だがそれだけに汚れがたまりやすいので、チャンスがあればみなさんも是非この方法を試して頂きたい。
想像以上に汚れているので、ちょっと後悔するかもしれないが、細かいところに目が行き届くことの重要さを知るだけでOK。

終わった後の爽快感は、ロールプレイングゲームを制覇した時のような気分を味わえる。
いわゆる達成感というヤツだ。

身の回りの知識

生きているだけで色んな事を知る。
今、目の前にあるものに対してだけでも、多くのことが知識としてインプットされているし、技術として習得している。
例えば、今正面にあるのは窓ガラスだ。

窓ガラスはきちんと閉めたつもりでも、鍵を回して掛けなければピッタリと閉まってはいない。
毎日意識せずにやっていることだが、知識として頭の中に入っている。
窓繋がりでもう一つ。
寒さは窓から伝わってくるから、カーテンをするだけで暖かい。
当たり前すぎるが、これは私は親に教えられるまで気付かなかった。
これからいくつか挙げていくが、皆さんの知らない事もあるかもしれない。
パソコンの電源コードがある。
電源コードは、まとめるためにぐるぐる巻きにしてはいけない。
ぐるぐる巻きにすると付け根部分に負担がかかり取れてしまうからだ。
巻く方向に気を付けたり、あそびを作って巻くなら問題はない。
割り箸で料理をすると、すぐ曲がってしまう。
安くて大量に入っている割り箸の場合、油断するとすぐに折れてしまう。
湿気や水に弱い。
掃除機は家の埃を舞い上げている。
掃除機をかければ綺麗になるという思い込みが我々の中にあるが、排気によって床の埃が部屋中に拡散される。
ほうきとちりとりで掃除をしていた時にはもっと埃やゴミに対する意識があっただろうが、機械が勝手に吸い込んで勝手にまとめてくれるようになると、人間は考えなくなる。
吸い込めば綺麗になる、そんなことはないのだ。
身に付けているものからも一つ。
靴下は沢山履けば暖かいというわけではない。
もちろん重ねることで保温効果は増すが、締め付けるような状態になると血行が悪くなり、逆に冷えてしまう。
こんな風に身の回りが、色んな情報に埋め尽くされているのは少し嫌気が差してしまう。

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