たまご
卵焼き、目玉焼き、ゆで卵、オムレツにキッシュ、プリンにケーキなどなど、卵料理や卵が使われているスウィーツは、数えきれない。
いろいろな味や食感で私たちを楽しませてくれるうえ、卵はとても栄養価が高い。
卵白には、八種ある必須アミノ酸がすべて100%の割合で含まれている。
消化吸収もよく、その効用は多様である。卵黄には、ビタミンAが多く含まれている他、ビタミンB2・D・Eや、亜鉛・リン・鉄といったミネラルにも富んでいる。
しかし、コレステロールが高いので生活習慣病の原因となる可能性があることや、食物繊維やビタミンCは含んでいないことを考慮して、栄養価が高いからと言って、食べすぎはよくないことも知っておく必要がある。
ゆでたまごが好きな元プロ野球選手で現在は有名タレントがいるが、はっきり言って、食べ過ぎが心配である。
塩をかけて食べると確かにおいしいのだが、塩分摂取も過剰にならないのかということも気になる。
まあ、他人の健康より自分の健康やパートナーの健康が大事だが。
さて、家庭によって、当然栄養バランスは偏ってくる。
親の好みが子に反映されやすいのは仕方がないのだが、ここで親が適当な言い訳や知ったかぶりによる栄養指導を行ってしまうと、取り返しが付かなくなってくる。
逆に、ごはんを食べれば、病気が治るというのも稚拙すぎる。
食欲が無ければ、食事はストレスにもなるのだ。
食べて元気を出す、というのは健康体な時だけに効果があるもので、病中病後はつらいものだ。
おいしい目玉焼きご飯
ごはんと卵があったら、どうやって食べるだろうか。
おかずとして玉子焼き、スクランブルエッグ、ゆでたまごもいい。
新鮮な生卵だったら、卵かけごはんだろうか。
色々調理法及び食べ方はあるけれども、私は断然目玉焼きご飯をおすすめしたい。
目玉焼きご飯とは、言わずもがな、目玉焼きをご飯にのせて食べるという、シンプルかつ非常に合理的な食べ方である。
目玉焼きは直接ご飯の上にのせてしまえば、お皿も汚れないからお茶碗一つでオッケーです。
合わせる調味料としては、卵かけごはんのように、しょう油をかけて食べるのももちろん美味しい、ザ・スタンダードである。
でも私のオススメは、何と言ってもポン酢七味かけである。
ご飯の上に半熟の目玉焼きをのせ、言うまでもなくポン酢と七味をかけてぐちゃまぜにして食べるという方法である。
しょう油だと結構塩分が強く、卵のまろやかな味わいが薄くなり勝ちだが、ポン酢のマイルドな塩分と、爽やかな柑橘の香りは卵とよくあうのである。
卵とご飯の組み合わせの問題点は、どちらも非常にお上品な(ぼんやりした)味わいなので、パンチに欠けるという点であるが、七味を欠けることによって適度に刺激がプラスされ、最後まで飽きずに食べられるのである。
ポン酢は割合に薄味だったりするので、ある程度しっかりかけないと味が薄くなって飽きてしまうが、調子に乗ってかけすぎると茶碗のそこのほうがえらくすっぱしょっぱいことになるので注意が必要だ。
食べ物の食べ方なんて人それぞれだから余計なお世話であるのは重々承知の上、ぜひ一度お試しいただきたい。