夫婦で美容室経営

私の姉の同級生がご夫婦で美容室を経営しています。
今回2店舗目をオープンすることになり、姉夫婦と私達夫婦もお祝いに駆けつけました。

美容師の方はほとんどが独立して20代で店長になるケースが多いですが、このご夫婦はご主人が脱サラ後に美容師免許を取得し、見習いとして働いた末に30代でお店を構えたのです。

奥様はデパート勤務をしていたのですが退職し、ご主人のお店の受付を手伝っていました。
人生経験が豊富なだけに後輩がどんどん育ち、今回のオープンを機にご自身はオーナーになり、2店舗のお店は自分が育てた後輩にそれぞれ任せるそうです。

ご主人は経営者として既に勢力的にいろいろな所へ顔を出し、多忙な日々を送っているようで、以前に比べると貫禄が増してきました。
今年ご夫婦は結婚20年目を迎えるそうで、これからも素敵な美容室を育てて欲しいです。

そして後継者として、今、娘さんが奮闘中。
法人化して社長として経営全般を任せるということで、娘さんは大学卒業と同時に社長に就任するのだそうです。

美容師免許は持っていないそうですが、それはあまり弊害にはならないだろうということですが、現場でのアシスタント経験はあるそうなので、スタイリストの大変さは肌で感じているそうです。
アシスタントの待遇改善にも乗り出すそうで、人的回転の早い業界に風穴を空けるのではないでしょうか。

美容院での正解な大人の反応とは

私はいつも困ってしまうのは美容室に行った時にどんな態度でいればいいか、ということです。
お客さんである私が困ってしまうほどなのですから、きっと美容師さんはもっと気遣っているかと思います。

でも、ずっと前から誰かに聞いてみたかったのです。
「私のこの態度は正解ですか?」ということを。
では、具体的に今まで自分がどのようなお客さんだったのか振り返ってみます。

まず、「本日はどうなさいますか?」と尋ねられ、「今日は前髪は眉毛くらいに切っていただきたくて、あと後ろは5cmくらいずつ切って全体的に軽くしてください。カラーはカラーリング剤でできる一番明るい色に今回は挑戦したいのです。」そう私は前回の時に言ってみました。
すると、美容師さんは笑顔で「かしこまりました。」と言い、まずは簡単にカットから済ませますと席に連れて行ってくれました。
その時なのです。どうすればいいのでしょう。

やはり、じっと見ているのも申し訳ないし、ずっと雑誌見ているのも下を俯いてしまうから前髪が切りづらいのかもしれない…など、考え始めると挙動不審になってしまいます。
そんな思いを頭の中でぐるぐるしているのは私だけなのでしょうか。
もう、どうしようかな…と読んでも頭に入らない雑誌をぼっと見たり、鏡をちらっと見て、美容師さんと目を合わせないようにしたり…。

もうそれはすごく大変で疲れます。
早くシャンプー台に行きたいとさえ、思ってしまうほどです。
自信を持ってガッツリ鏡を見るのもおかしいでしょう。
そして、雑誌を見入っているのも無関心かと思われてしまうのかもしれません。

さらに、ヘルプの美容師さんが来て、二人で私のカラーリングを始めました。もうどちらの方と話せばいいのかわかりませんし、うつむくとカラーリング剤が全体にまんべんなく塗れないような気がして、もう私は鏡を見ているのですが、ぼっとしているしかありませんでした。
その時に携帯でもいじっていればいいのでしょうが、切った髪の毛やカラーリング剤があると思うと、携帯を手にする訳にもいかず、本当にただ座っている人形と一緒なのです。
そして、隣の席からは素敵な会話と笑い声。

あぁ…最近また実は髪の毛が伸びてきて、色もプリン状態になっているのです。
そろそろ美容院に行かなければと思いつつも、重い腰がなかなかあがらず、どういう対応をすればいいのか悩んでいます。
もう自分でカットして、自分カラーをするべきなのかもしれません。

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