海外取引先と国内取引先の仕事の特徴

仕事上、韓国、中国、台湾の企業の担当者との打ち合わせをまかされる事があります。
こちらから見れば全て海外企業ということでひとくくりにしてはいるのですが、実際は各国それぞれ商売の仕方に特徴があり、柔軟に対応していく必要があります。

これはうちの取引先に限った話かもしれませんが、おおむね中国の企業は見積りが安く勢いがあるが製品も納期もあいまい、台湾の企業は協力的で価格は国内より若干安い程度だが納期連絡等の意志の疎通ができる、韓国はその中間といった感じです。

対して国内の取引先はと言うと、腐っても技術大国、その精度と納期管理は比べ物になりません。
驚くほどの仕上がりで納品された製品を見るたびに、さすがニッポン、と唸らせられます。

ところが新聞などでは、日本がこれまでに誇っていた品質での勝負に陰りが見え始めたという論調が多くなってきています。
これは日本の品質維持の限界と言うのではなく、他国の製造業の品質管理が驚くほど向上しているという見方です。

従って、これまでのように品質で勝負するには差別化が今後は難しくなっていくのではないか、という危惧の声なんですよね。
自動車産業でも米国と日本の独壇場だったはずが、いつのまにか韓国や中国やインドが伸びてきていることからもわかりますよね。

さて、これから日本は、何を以て世界で勝負することになるのでしょうか。

フェアトレード

最近初めて耳にした言葉「フェアートレード」。
なんのことだろうと思って、トレードってことは、何かの交換かなと思っていたんですが。
フェアートレードとは、発展途上国の製品や材料を適正な価格で取引を行う、公正な貿易のことのようです。

作る側の発展途上国の人に技術指導を行って、出来あがった商品を先進国で販売する。
そして、その、売上を発展途上国の支援や活動や商品作成の仕入れ資金として使ううことで、継続的に発展途上国の方を支援する仕組みのようです。
この言葉や、仕組みはイギリスにある独立推進機関「フェアトレード財団」というところからのようです。
この仕組みは、社会貢献度が高く、ボランティアのようですが、利益を得てはいけないということではなく。
売り上げが増えれば、発展途上国の支援がたくさんできます。
有名なコーヒーショップのチェーン店でも、毎月20日を「フェアトレードコーヒーの日」としています。
フェアトレードの商品ををフェアトレードイタリアンローストコーヒーをドリップコーヒーとして提供している店舗もあるようです。
この、コーヒーショップの取り組みは、コーヒーの生産者がそのコーヒー生産に見合う公正な価格でコーヒーを販売して、持続的にコーヒー生産者が事業をすすめられるよに取り組んでいるとのことです。
この言葉を知ったのが、最近のバレンタイン特集の広告で「フェアートレード・チョコレート」という言葉を何度か目にしたのがきっかけです。
チョコレートを買って、少しでもこの活動に参加できるといいなと思いました。

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