著作権
良く耳にする著作権は主に知的財産権のことですが、実は知的財産権は、人格権と著作財産権、二種類に分かれます。
人格権は公開発表権、姓名表示権などを含めます。
著作財産権は形がない財産権で、人類の智慧を基にする権利です。
著作権が保護するのは思想や考え方を表したもので、人の思想や考え方ではありません。
なぜなら、著作財産権などの個人的な財産権利を守る一方、人類文明の発展と知識の伝授もさせなければなりません。
ですから、数学方法や技術、機械の設計などは著作権の保護対象ではありません。
本、歌、映画、絵、写真などは保護対象になります。
初めの頃に、著作権は版権だと呼ばれていましたが、19世紀になって、著作権という呼び方が流行し始めました。
日本では、これまでは著作権に対しては、専門知識を有する人のカテゴリーと捉えられていたと思います。
ところがインターネットの普及とともに、コンテンツ盗用などの問題がきっかけで、著作権について敏感になってきたことは、喜ばしいことではないでしょうか。
法令順守の観点から、著作権に関しての知識を持って、インターネット上でコンテンツを公開することは、品質の良いコンテンツの生産に結びつくものと思いますね。
その他にも、様々な権利関係が存在しますが、学校では教わらないことを学ぶことは重要です。
世界の完成
インターネットに触れて15年程経った。
その15年で、「衣食住」はすべて「現代的」になってきたが、その変化の度合いとインターネットの隆盛は大きく関係しているだろう。
もしインターネットがなければ、どのような生活になり、人々がどのような意識でいたのかというのは、気になるところである。
インターネット自体もただそこにあったわけではなく、あらゆる面が進化したと言ってもいいだろう。
インターネットは新しい世界をつくってしまったから、インターネットの成長に合わせて、その世界もまた、大きく、より高度に成長していった。
インターネットの性能は、昔、データ転送速度が100Kbps程度だったが、今では100Mbpsが一般家庭に普及している。
もっとも、日本は通信速度が世界でトップレベルで、欧米に比べて何倍か速いだろう。
利用者も、そこまでのスピードは必要ないとわかり、数Mbpsの契約に落とし、料金を節約している様子が見られる。
昔は画素の少ない画像や音声ファイルをやり取りしていたが、それでもダウンロードに時間がかかった。
今では、動画や大量のファイルを一気にダウンロードすることもできる。
私は昨年、通信速度が十分の一程度に下がったが、使い始めに若干ギャップを感じたくらいで、遊びにも仕事にも影響することはない。
今、利用していて、不便を感じることはない。
そのくらいインターネットは成熟した。
もちろんビジネスとして見れば、ここをこうすればアクセスは増えるとか、もっと良くできるとかいうことはあるが、人が「暮らす」ための下地は完全に出来上がったと言える。